読み聞かせをされる方へ

図書館では、学校や家庭などで読み聞かせをされる方を支援するため、読み聞かせに関する講座や、講演会を行っています。
こちらのページでは、図書館に寄せられた読み聞かせについてのお悩みや疑問点にお答えしています。
お困りのことがあれば、お気軽に各図書館の児童サービス担当までお声がけください。
 

🌷講座等の開催情報は、お知らせイベント情報をご覧ください。
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読み聞かせの良いところ

📖絵本の世界にゆっくり入ることができるところ

目で絵本を読み、耳でお話を聞くことができるので、自分で読むとき以上に、絵本の世界に入り込むことができます。
 

📖読み手とのコミュニケーションツールになるところ

絵本の読み聞かせをきっかけに、会話がはずんだり、新しい一面に出会えたりします。また、子どもたちが大きくなった時、「この本、懐かしいね」と語り合う時がくるかもしれません。
読み聞かせを通じて過ごす、あたたかく心地よい時間の記憶は、子どもたちにとっても、読み手にとっても宝物になります。
 

📖情操面の発達につながるところ

乳幼児期から絵本に接することによって、豊かなことばの世界に出会うことができます。驚きや共感、未知の世界との出会いが、情操面の発達につながるでしょう。

 

絵本はいつから読んであげればいい?

いっしょに読んでみようかなと思ったときが、絶好のスタート日です。「あら?喜ばないのかしら?」と思うときもあるかもしれません。子どもの個性は様々ですし、その日の気分もあります。またのときに、何回でも読んであげてみてください。きっと、絵本を見ながら、お子様とにっこりするときがくるでしょう。            

どんな絵本を選べばいい?

ご家庭での読み聞かせ

お子さんが気に入った絵本や、ご自身が読み聞かせをしたいと思った絵本を選んでください。お気に入りの絵本は何度も「読んで」と頼まれるかもしれません。たくさんの絵本を読むことも大切なことですが、お気に入りの1冊を見つけられることも、とても大切なことです。何度読んでも、はじめて聞いた時と同じようにわくわくし、そのたびに新しい発見をします。「またこの絵本?」と思うこともあるかもしれませんが、お子さんが望んだ絵本を何度でも読んであげてください。

読み聞かせをしている親子のイラスト                                     

絵本選びに迷ったときは…

西東京市図書館では、おすすめ本のリストを発行しています。絵本選びに迷ったときは、参考になさってください。

乳児向けリスト「はじめまして~赤ちゃんにおくるえほん30冊~」

乳児向けリスト「はじめまして~赤ちゃんにおくるえほん30冊~」

「はじめまして~赤ちゃんにおくるえほん30冊~」の検索結果を表示します。

幼児向けリスト「えほんだいすき」(PDF:2MB)

幼児向けリスト「えほんだいすき」

「えほんだいすき」の検索結果を表示します。
 

おはなし会での読み聞かせ(集団に向けたよみきかせ)

年齢・時間・場所を考えて選ぶ。

対象年齢に合った長さ・テーマを選ぶよう心がけましょう。読み聞かせ当日、子どもたちの年齢や雰囲気に合わせて絵本を変更できるよう、候補本を複数選ぶようにしておくとよいです。

ある程度大きさがあり、絵がよく見えるものを。

サイズが小さいものや、絵が細かく淡い色でかかれている絵本は、遠くからは見えにくいことがあります。集団に向けた読み聞かせでは、遠くから見ても絵がよく見える絵本を選び、手元でじっくり読みたい絵本は、ご家庭での読み聞かせで楽しむようにしましょう。会場の広さによっては、大型絵本や紙芝居も効果的です。大型絵本や紙芝居の貸し出しも行っていますので、下記からご確認ください。

 

大型絵本・ビックブック

大型絵本・ビッグブックの検索結果を表示します。

大型紙芝居

     大型紙芝居の検索結果を表示します。

 

どんなふうに読めばいい?

ご家庭での読み聞かせ

特に赤ちゃん向けの絵本は文章が短いため、絵を眺めていられるように、ゆっくりとページをめくるようにします。気張らず、リラックスできる体勢で、文章以外の言葉をかけてあげるのもよいです。
気になった絵を指差したり、読み進めるまえに自分でページをめくってしまったり。なかなか思うように読み聞かせが進まないこともあるかもしれません。
そんな時は、お子さんとの時間を楽しんでください。子どもの反応や指差しは、成長の証です。中断してもよいので、お子さんのペースに合わせて、ゆっくり読んであげてください。
また、上手に読む必要はありません。子どもたちは身近な大人の声で聞くお話が大好きです。お子さんと一緒に、絵本の世界を楽しんでください。
 

おはなし会での読み聞かせ(集団に向けたよみきかせ)

みんなが楽しめるように。

一番後ろの聞き手にも聞こえる声の大きさで、ゆっくり、はっきりと読みましょう。また、絵本を持つ手の高さにも気をつけ、みんなが読み聞かせを楽しめるよう意識します。
 

絵本が主人公!

あくまで絵本が主人公です。絵本にない演出は、絵本ではなく読み手が注目されてしまいます。書かれた言葉を正しく自然に読み、劇的な演出は避けて読み進めましょう。
 

練習しよう!

ぶっつけ本番はドキドキします。その緊張は聞いている子どもたちにも伝わってしまうので、練習をしてのぞむようにしましょう。事前にストーリーをよく読んでおくと、ページをめくるタイミングも調整することができます。読み聞かせをしているイラスト



 

さいごに

ご不明点やお困りごとがあれば、お気軽に各図書館の児童サービス担当までお声がけください。
図書館はすべてのお子さんが幸せな時間を過ごせるよう、サポートします。