レファレンス事例詳細

質問事項

質問内容タイトル 戦後以降の東京の多摩西部地域(田無・武蔵野・三鷹・小金井等の)大地主について
質問内容要旨 戦後以降の東京の多摩西部地域(田無・武蔵野・三鷹・小金井等の)大地主について調べている。農地解放により取得出来た農家・米穀商・議員などその経過が歴史的に解る資料があれば教えて欲しい。また、これは分野的にどの学問領域に分類されるのか?
受付日 2011年9月20日
質問種別(NDC) N
質問者 社会人
事前調査事項 『近世日本の大地主形成研究』(池田宏樹著 国書刊行会 2008)と『横山源之助全集第5巻 富豪史』(富豪史横山源之助著 法政大学出版局 2004)は、利用者調査済み

回答事項

回答内容要旨 ①『保谷市史 通史編3』(保谷市史編さん委員会編集
1989)農地改革についての記述がp405からあり、「農
地改革により保谷町では、不耕作地主が所有していた小
作地が強制買収されこのうち国有小作地として残された
分を除く農地が小作農(自小作・小自作を含む)に売り
渡された」。農地委員会についての記載、戦後の自作・
作別構成等の統計表があり。②『田無市史 3 通史編
』(田無市編 1995)農地改革の記述がp894から「田無
における農地改革は、都内において際立った実績を示し
ているばかりか、全国的に見ても徹底して行われた」と
あり、注目すべき事例の一つとして、「調査方法は、(
中略)調査員である農地委員と補助員は、(中略)農地
台帳を整備していった。この調査により初期が作成した
各字ごとの自小作別耕作図は、きわめて精度が高いもの
であり、今なお市役所に保管」農地売り渡しについては
、被受渡農地整理台帳からの構成表ともに、「農地改革
を担当した委員と補助員は、圧倒的に農地を切望する農
家で占められていた」と記述あり。
回答様式 地域に関すること
回答プロセス ③『武蔵野市史』(武蔵野市史編纂委員会編纂 武蔵野
市役所 1970)農地改革の記述がp785からあり。④『三
鷹市史』(三鷹市編 1970年刊)農地改革の記述がp571
からあり。⑤『小金井市誌 2 歴史編』(小金井市編
 小金井市 1970)⑥『東京都農地改革資料(1)(2
)(田無市史編纂資料東京都公文書館所蔵資料 480
)』 (東京都経済局農地課発行 1950)(複写資料)
⑦「都道府県別資産家地主総覧 東京編 1~4」(渋谷
隆一編 日本図書センター 1988)③~⑦は記述無し。

備考 学問領域については 図書館の資料に当たる場合には、
次の観点から調査した。
 ・地方史(時代:戦後、分野:経済・経営・政治・農
業など)
・戦後史(地域:東京、分野:経済・経営・政治・農
業など)
 ・農業(経済・歴史・行政)
 ・土地制度史

事例作成日 2011年9月28日