レファレンス事例詳細

質問事項

質問内容タイトル 外郎売り(ういろううり)のせりふ
質問内容要旨 朗読の練習で「外郎売り」を使っている。市川団十郎(2世)が歌舞伎で、外郎売りのセリフを語ったということだが、このくだりを読みたい。
受付日 2003年4月5日
質問種別(NDC) 774 演劇-歌舞伎
質問者 社会人

回答事項

回答内容要旨 歌舞伎十八番のひとつ。「若緑勢曽我」(わかみどりいきおいそが)で初演。後に「助六」に吸収されて今日に至った。「助六」は『名作歌舞伎全集18』に「助六由縁江戸桜」として所収、台詞の早口言葉の部分は記述なし。「ういろう売りのせりふ」 鈴木棠三著(『日本の名随筆 70 語 』作品社 1988に所収)にせりふの全文あり。
回答様式 文献についての調査
回答プロセス 『日本国語大辞典2』(小学館)、『歌舞伎辞典』(平凡社 1993)で、歌舞伎十八番「若緑勢曽我」で二世市川団十郎が初演。薬の言立て早口言葉を主とする長ぜりふだったものが、後に「助六」に吸収されて今日に至ったとあり。外郎売りは、外郎を売り歩く行商人。外郎はお菓子ではなく、当時は薬だった。
事例作成日 2003年4月5日

参考資料

No. タイトル 著者名 出版社 出版年 コメント ページ 評価 予約
1 名作歌舞伎全集-第18巻 家の芸集 東京創元社 1979 巻末の校訂に、「「外郎売」のくだりは二代目団十郎が演っただけで、それ以来絶えていたのが天保三年の上演のときに復活されたもの。ふつうこれは省かれる」との記述有り。 140,141,367 A
お気に入りに追加
2 日本の名随筆-70 語 作品社 1988.8 ういろう由来、団十郎舞台化の経緯、せりふ全文、舌もじり・早口文句の集成などの記述あり。 179~193 A
お気に入りに追加

検索項目

件名 外郎売り/ウイロウウリ
件名 歌舞伎/カブキ
キーワード漢字 外郎売り
キーワード読み ウイロウウリ